投票法(Voting Method) |
複数の評価者に評価してもらう相対的順位付けの手法である。選択肢が5つあったとすると、評価者(5人とする)に最も好ましいものから順に1~5位までの数字をつけてもらう。最終的な順位付けには、多数決法と平均値法があり、多数決法の場合は、1位つけた人の数が多い順に順位を振る。平均値法の場合は、評価者の順位付けの数値の平均値により順位を振る。 人間の主観による評価方法しかない場合には有効であるが、あまり、明快な説得力がない。 |
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重み付けスコア法(Weighted Scoring Methods) |
観測値を異なった視点から測定できる場合の手法である。例えば、ポンプ1,2、3のどれにするか決定しなければならない場合を考えよう。そして、それぞれのポンプの安全性(A)、流量(B)、費用(C)の視点から相対的に100点満点なら何点つけられるか評価する。この3つの評価視点のうちで費用が最も重要な視点だとして、A:B:Cが3:2:5でじゅうようだとする。すると計算値は上記のようになる。 |
決定の木(Decision Tree) |
上記のようにそれぞれの選択肢について生じる可能性のある結果を全て書き出し、それぞれについて費用、発生確率を推定し、費用と確率を掛けて期待値を算出する。上記の例の場合、選択肢1の何もしなかった場合の合計期待値は、[ 0 + $90 + $570 = $710 ]、選択肢2のポンプを替えた場合の合計期待値は、[ $570 + $38 = $608 ]となり、ポンプを替えたほうが得という意思決定がなされる。 |
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