他人の判断に依存するべからず

今日の日曜討論は、北海道・東北豪雨についての特集だった。様々な防災学者が出演していていろいろ述べていたが、最終的には群馬大学の片田教授が述べたように「他人に依存するな。行政に依存するな。」ということにつきる。あたりさわりのないことばかり述べる日本の防災学者が多い中で、群馬大学の片田教授は周囲の批判を恐れずに唯一まともなことを言い続けており、非常に尊敬すべき方だと思っているが、「他人に依存するな」という表現は適切ではない。恐らく、言いたいことは同じなのだが、正しい表現は「他人の判断に依存するな。行政の判断に依存するな。」ということだろう。災害時に避難所で食料支援を受けたり、救助を求めたりなど、行政の支援自体は当然必要であり、それが行政の仕事であって、それに依存するのは当然である。しかし、津波や豪雨で逃げるか逃げないか、どこに逃げるべきか、などという最終的な判断は行政に依存するべきではなく、自分で意思決定し、自分の判断で逃げろ、ということだと思う。

釜石の小学生の奇跡も、片田教授が「行政などの情報は信用せずに自分の頭で考えて逃げなさい」という教育が徹底されていたから、全員助かったわけである。行政の出す情報は100%正しいとは限らないし、行政から情報がなかったといって行政を非難ばかりしていても解決にはつながらない。行政が指定した避難場所がほんとうに安全とも限らない。

行政は、住民の意思決定を支援するために「情報」という資源を出しているにすぎず、そもそも意思決定者は住民本人なのだが、自ら行うべき意思決定を行政に丸投げしている人々が多すぎる。これでは、意思決定が遅れてしまい、助かるところも助からなくなってしまう。最終的な判断は自分で下し、いつ、どこへ、どのようになどということは自分で意思決定して動けるようにしろ、という片田教授の意見は普遍的に正しい。

 

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