日本は大臣の破壊命令がなければミサイルを迎撃できないのか?

北朝鮮のミサイルが国内に落ちてきた場合を想定し、防衛大臣は「破壊命令」を出している。しかし、よく考えてみると日本の防衛省は、いちいち、大臣の命令がなければ、ミサイルが飛んできた時、破壊できない命令系統になっているのか? 今回は北朝鮮は「人工衛星だ」と言って事前に発表し、国際機関にも事前通報をしている。政府は、これらの情報をもとに破壊命令を出しているわけだが、本気で他国にミサイルを打ち込もうと思っている国がご丁寧に「これから打ちますよ〜」と言ってくれるわけがないだろう。もし、防衛省の指揮命令系統が、このように防衛大臣の命令がなければミサイルを撃ち落とせないのであれば、日本はいざという時、完全にオダブツである。自衛隊の警戒レーダー網で探知し、それが日本に落ちてくることが確実だったら、大臣の命令を待つまでもなく、現場で判断し、迎撃ミサイルを打たなければならない。これは一瞬が命取りになる話である。短時間での意思決定ができなければオシマイ、ということだ。政治家のパフォーマンスのみが目的の「破壊命令」ならまだ救われるが、本気で何でも大臣の承認が必要な仕組みになっているのであれば、一刻も早く修正しなければならないだろう。

日本は今回に限らず、何でも緊急事態に大臣だの首相だのにお伺いを立てる傾向が非常に強い。東日本大震災でもそうだった。福島第一原発での事故対応は逐一当時の菅元首相の判断を仰いでいた様子であり、菅元首相も原発の現場に対して海水注入を止めろ、など細かい命令を発していたことは記憶にあたらしい。しかし、緊急事態に国家の中央に一々判断を仰いでいては時間がかかりすぎ、被害は広がる。日本はもっと現場の自立及びそのための権限の移譲について真剣に考えなければならない。

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日本は大臣の破壊命令がなければミサイルを迎撃できないのか?」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: 北朝鮮ミサイル:2つの重要な視点 | SAFETYON

  2. ピンバック: 北朝鮮ミサイル:2つの視点 | SAFETYON

  3. ピンバック: 北朝鮮ミサイル:新しい次元に入った。 | SAFETYON

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