知っておきたいICSとCOP

古い記事だが良く書かれているものを突然見つけた。関係者による現場情報の共有の欠如(言い換えるとCOP(Commond Operational Picture)の欠如)と現場における迅速な意思決定のためのシステムの欠如(言い換えればICSの欠如)こそ、今回の東日本大震災の根本的問題点だと思う

【第2回】米国にみる組織間連携と情報共有(2):連邦政府の危機管理、知っておきたいICSとCOP:ITpro.

ICSというのは、人と人、人と組織、組織と組織の間のインターフェースを組織論的に標準化し、いつ、どこで、どのような種類で、どのような規模のインシデントが発生しても柔軟に誰でも対応できるようにしたものである。

また、COPというのは関係する人々の間での電気的な情報交換の方式を標準化したものである。COPをインターネット上などでは「情報認識の統一」などと訳されているが、名称が長たらしく、誤解を招く。地図情報(GIS)上にいろいろな情報をのってけしまいましょうというような物なので「共通状況図」とでも訳しておいた方がよいと思う。要するにGoogle Mapの防災版。Googleが全世界共通の防災用COPモードのGoogle Mapでも作ってくれれば政府が余計な税金をつぎ込まなくてもよいものができるのになあ、とふと思うこの頃である。日本では、わけのわからん学者達がマニアックな言葉を好んで「情報認識の統一」などと呼んでいるのかもしれないが、バカバカしい訳であ。

この記事に書かれているICS機能の日本語訳も陳腐極まりない。「Planning」が「情報作戦」、「Operation」が「事案処理」・・・。あまりにもセンスの悪い訳である。ちなみにこれは日経が訳したわけではなく、別の学者による訳でしょう。

なお、ICSもCOPも最終的な目的は同じで、「コミュニケーションコストの削減」である。皆が理解できるようなセンスのよい言葉が使われなければ、何の意味もないようなもの。一部の学者の自己満足はやめてほしい。

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